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  • 1人~4人
  • 30分~45分
  • 10歳~
  • 2024年~

ハーモニーズ荏原町将棋センターさんのレビュー

821名
15名
0
11日前

前評判の高さは本物でした。デザインがよく、面白いです。

ただし…やはり箱庭なので、インタラクションがほぼありません。また、得点計算が軽ゲーにしては大変です。

↑ ゲーム終了時。なんて美しいこと!この写真のように、3階建ての立体的な樹木や岩を作ると、景観から高得点が入る。


準備として、アズールのように、地形トークンを3つずつ袋から引き、5つのグループを作ります。

手番では、ここから一つのグループを取り、その3個を個人ボードの敷地に配置していくのですが、バラバラでも重ねても置くことができます。

また、任意で、公開されている5枚の中から1枚の動物カードを取ることができます。そこに書いてある地形を個人ボードに作ることができたら、動物キューブをその地形の上に置くことができ、これが終了時のVPとなります。

ルールは以上。

↑ 初手。この3つの地形トークンとこの動物カードを取る。カードの右上のボックスに透明キューブ(動物の数)をセットしておく。と、いきなり、動物(アンコウ)が一匹生息!カードの図の通りに透明キューブを置く。

↑ 次手番。黄、黄、青の地形トークンを取り、2枚目の動物カードを取る。すると…まず、青(川)を灰色(岩)の反対側に置けば、再びアンコウが生息することになる。また、黄色(平野)を写真のように置けば、これも対称に2匹のキツネが生息することになるので、このようにキューブが置ける。


これは極端な例ですが、このように地形トークンが有機的に連携し合えば、どんどん生息する動物が増えていき、VPも上がっていきます。

ただ、動物キューブは、一つの地形トークンに2つ置けないので、せっかく生息する地形を生み出しても、キューブが置けない場合があります。そうならないために動物カードにある右側のラインの色に注目。フィニッシュとしてこの色の上にキューブを置くよ、という意味です。

個人ボードの上には、MAX4枚まで動物カードを置くことができ、しかも、1匹も生息させないまま終わろうと、ゲーム終了時の罰符はありません。全キューブ配置できてクリアしたカードは保管しておき、またその場所が空きます。クリアの途中でも、部分点が貰えます。ただ、同じ色のフィニッシュラインを2枚以上置いておくと、キューブが被り、生息の効率が悪いのです。


VPは、この動物カードからのVPともう一つ、地形そのものからのVPがあります。

これは、癖がありまして、まずは、岩の3階建てと樹木の3階建て。これらが7VPとなり、素点としては非常に高いです。作り方は、岩は灰色の岩トークンを3回重ね、なおかつ、隣のヘクスに岩をくっ付けておくこと。つまり、1ヘクスのみの単体の岩は点数になりません。樹木は、緑の葉っぱトークンを直に地面に置けば1VP、2階建てにするには、茶色の幹トークンを1つ2つ置いた上に葉っぱトークンを載せると、2階建て3階建てになります。茶色のみですと0VPです。どちらも1→3→7VPとなっています。

平野(黄)は、岩と同じように、1ヘクスのみでは点数にならず、2つ隣接して5VPとなります。仮に4つくっ付けても5VPで、2つずつ離して置けば5×2=10VPになります。

建物(赤)は、必ず2階建てにして、2階を赤にします。1階は、茶(幹・土)、灰色(岩)、赤(建物)の3種類に限ります。そして、その建物の周りに、終了時3種類以上の違う種類の地形が接していた場合5VPとなります。

川は、長さによるVPで、目安として6個繋げて15VP程です。


これらの得点計算の見通しは、やや大変なので、ゲーム中はとにかく、動物カードのVPを狙い、それが伸びないと思ったら、これら地形の素点を大きくしていくことです。

これがオーソドックスな戦略で、もう一つは、逆に地形の素点に合わせた動物カードを狙う戦略があります。例えば、一番最初の写真のように3階建てを作りながら、下の写真のような3階建て関係の動物カードを狙います。

↑ 作るのは面倒くさいのだが、3階建ての素点に合わせている、合理的な戦略だ。勿論、建物特化、平野特化にカードを合わせることもできる。川特化も強い。景観VP早見表は人数分用意されている。

↑ 今、最後の最後でラッコを1匹生息!(どこに置けるか分かりますか?)。キューブを置いて、集計。景観:樹木3×4+1、平野5×2、川15+4×2、計46。カード:16+13+12+12+5(ラッコ)+4=62、合計108VP。岩を使わない4色特化。建物が0点、左上に葉っぱが置ければもう1匹インコが生息できた、など悔いも残るが、川が一周する綺麗なデザインに笑


追加モードの精霊カードはちょっと使わないかも…。戦略の幅が増えたわけではなく、VPが増えるだけで、余計自分の庭しか見なくなります笑。しかも得点計算の方法が違うので💦集計がさらに面倒に…


最後に。

このゲームは人気が出そうです。ただ、最初に申した通り、カードの早取り、トークンの早取りがあるにせよ、他プレイヤーの箱庭を見てカットするなどのプレイは起こり得ません。それぞれ5択という余地もありますし、自分の敷地をいかに結合していくかというプレイに終始集中し、他者を見る余裕はありません。

完全ソロプレイ感では、避ける人も多いはずで、万人受けとなるためには、他プレイヤーの庭を見てあげるようなヴァリアントが必要です。

これは、単に、『自分の手番が終わった後、3地形トークンを補充する前に、もう1スペースの3個をカットする』だけです。

このカットは、当然、次手番(以降)のプレイヤーが欲している3枚をカットするという意味があり、少なくとも左隣りのプレイヤーの箱庭に関心を持つという、大きなインタラクションとなります。

インタラクションとは、邪魔をするという意味合いでもありますが、『関心を持つ』という意味で、ボードゲームの大事なファクターだと思います。これによって、友達同士の盛り上がりが一段と大きくなり、受けるはずです。

関わり合いが無いなーと思ったら、ソロプレイ感を薄めるよう、ぜひ試してみてください。

↑ それにしてもかわいい動物カード。ヴァリアント時は、手番が終わるとこのように2スペース空くので、3個ずつ6個補充。次プレイヤーの欲しい3個をカットしたつもりが、かえってベストな3つになるかもしれないが笑、関心を持つことで楽しくなる。



※ レビューにご感想・ご不明な部分等ございましたら、ご遠慮なく下にコメントください🙂

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