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  • 2人~6人
  • 30分~45分
  • 8歳~
  • 2022年~

クズーカ白州さんのレビュー

194名
1名
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11ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

6/10

2023年ドイツ年間ゲーム大賞推薦リスト(ロングリスト)入り作品。

ババンクやカルタヘナなどを手がけたデザイナーによるブラフ(ライアーズダイス)的なシステムの協力ゲーム。(正確には、ババンクはあやつり人形のデザイナーとの共作だが、彼の中では一番有名なゲームは多分これ)

今年のノミネート作品は3つのうち、2つが協力ゲームで、この作品も推薦リストではあるが、協力ゲームであり、時代的に協力ゲームがいかに注目されているかがわかる。

最近は、2020年エキスパートゲーム大賞の「トリックテイキング+協力ゲーム」の「ザ・クルー」や、今年ノミネートされた「タイル配置+協力ゲーム」の「ドルフロマンティーク・ボードゲーム」など、これまでの名作システムと協力ゲームを合体すれば、面白いんじゃね?みたいな風潮がある気がするが、実際、面白いのだからしょうがないし、このゲームも実質「ブラフ+協力ゲーム」なので、同系統といえる。

まだまだこの「名作+協力ゲーム」の枠組みで面白いゲームはさらに登場してくるだろう。

さて、このゲームだが、毎回カードが各プレイヤーに配られ、配られたカードで何色が何枚あるのかをビットしていく。

できる限り、多い枚数で正解すると、配られるカードが増えたり、手札以外で全員に公開されるカードが増えたりする経験値をもらえたり、ジャストで正解すると、ワイルドカードが組み込まれたりする。

これを繰り返し、7ラウンドまでにゴールするための何色何枚の条件達成を成功させれば勝ち。

カードは6色あり、それぞれ6〜11枚と枚数が違っているのだが、ゴールするためには、ほぼMAXの枚数が必要(色によっては、元の数を超えるので、ワイルドカードが必須)なのだが、ゲームスタート時は51枚中、20枚しか配られないので、ほぼゴールは不可能。

なので、レベルアップをして、配られる枚数を増やしたり、ワイルドカードを増やす必要があるわけだ。

当然、自分の手札に何色が何枚あると情報を共有してはいけないのだが、それを伝えるためのコミュニケーションが、ボードにある何色が何枚と書かれているマスだ。

このマスはスタート地点からすごろくのようにつながっており、後半になるにつれ、枚数が大きくなっていく。

自分の手番では、これらのマスにコマを置くか、チャレンジ(何色が何枚かのチェック)するかの2択(厳密には、各プレイヤーに特殊能力を持つ動物カードがあり、フリーアクションでラウンド中1回だけ使える選択肢もある)なのだが、基本はコマを置いて、他のプレイヤーに情報を伝達していく。

面白いのが、このコマを置く動作が、人によって、受け取るメッセージが変わるところ。

例えば、赤2のマスにコマを置いたら、その人は赤を2枚持ってるかもしれないと思うかもしれないし、他のところに置けないから仕方なく置いたケースもある(コマはどこでも自由におけるわけではなく、わりと制限がきつかったりする)し、チャレンジしてほしいというメッセージ(自分はこの色を持ってないから、これでチャレンジして!という意味。これは、手番プレイヤーはコマを置いてチャレンジするということが、2アクションになってしまい、できないため)だったりと、それが交錯するのがとてもユニーク。

これによって、奉行問題も起こりづらく(とはいえ、花火とかの協力ゲームでマジギレする人には向かない)、そのコミュニケーションのもどかしさを楽しめるゲームといえる。

難しさも3段階で調整できるので、メンバーによって変えることも可能だ。

自分はこういうメッセージで置いたのに、そうとらえられたか!という状況になったとき、これを楽しめるかどうかで、このゲームの面白さは変わると思うが、そこらへんのコミュニケーションが大丈夫なメンバーであるなら、楽しめると思う。

逆に我慢できない人は、場の空気を悪くしがちなので、やらない方がいいかな。

個人的には好きなゲームで、ブラフの協力ゲームという斬新性もなかなか良いと思う作品。

とはいえ、今の飽和時代において、評価7にするには、何かあと一歩ほしかった感はあるのが、正直なところだ。

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白州
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