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  • 3人~5人
  • 45分前後
  • 10歳~
  • 1992年~

モダンアートレモネードさんのレビュー

750名
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15日前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

アートコレクター兼アートディーラーになり、

うまく絵を売り買いしてお金を稼ぐ競りゲーム。

友人たちと4人でプレイしました。


超有名ボードゲーム作家のクニツィア氏の3大競りゲームの1つ、

らしいです。残りの「ラー」と「メディチ」もいつかやりたいなー。


このゲームには5人の画家がいます。彼らの描いた絵がカードです。

まずプレイヤーは決められた数のカードを手札にして100金を持ち、

ラウンド中、手札の補充はなし(次のラウンドになれば手札補充)。


自分の番ではカードを1枚出して、オークションにかけます。

オークションの形式は色んな種類があってカードに書かれており、

オークションに勝った者がお金を支払い、

カードを獲得し自分の前に置きます。

支払われたお金は、そのカードを出した者がもらいます。


特定の画家の5枚目が場に出された時点でラウンド終了。

ラウンドが終了すると、

各自、自分の前に出してる手に入れたカードを、

全て売ってお金を得ます。


ちなみにカードの値段は、画家の人気により決まり、

人気はそのラウンドで、場に出されたカードの数の多い画家順。

人気によっては、無価値のカードもありえます。

4ラウンドでゲーム終了し、お金を一番多く持ってる者の勝利。


なので、オークションで売って手に入れたお金でも、

ラウンドの終了時に絵を売ったお金でも、

ゲーム中、お金をあんま使わなくても、

とにかく、お金を持っていれば優勝です。


てことで、ルールは簡単です。

でも、どーやって勝つかになると、けっこう難しい感じでした。

僕が競りゲームが苦手なんもあるかもしれません。


人気によって絵が最終的に1枚いくらくらいになるかは、

ボードにちゃんと記載されておりますが、


ゲームが始まって最初の方は、

オークションで、具体的にどこまでお金をツッコむかの

相場感がちょっと読めなくて、

これでよいのか?と霧の中をさまよう感じでした。


通常は、特定の画家の人気を予想して

そこから逆算して実際の絵の価値を推測します。


例えば、自分がA画家のカードを2枚持ってて

前の人がA画家のカードを出したとします。

すると途端に思考が回転し出します。


「オレがこの2枚のA画家のカードを順々に出せば

A画家の人気が高くなる確率はグンと上がる」


「もしトップの人気になれば1枚30金で売れるので、

トップになると考えたら、今出されたA画家のカードを

1枚10金で手に入れれば20金の儲け

いや15金まで出すか?」とか考えたりしちゃうわけです。


これがフリーオークションなら徐々に値段を吊り上げるので、

どこまで出すかの算段がしやすいですが、


一発勝負の握りアクションなら、

「もし16金出す者がいたら絵が買われてしまうかも」

とか疑心暗鬼になってしまい、

「いっそ20金を握ってしまうか?」と

当初の考えを逸脱し始めるわけです。


それで20金で購入してしまい、

計画通り自分の番に、A画家のカードをプレイして、

自分自身が買うために、15金ほどのお金をかけて、

(カードを出した者もオークションに参加でき、

この場合は勝ったら、お金は銀行に支払う)

結果それも手に入れたとしても、


同じ思考は誰もがやっていて、

同時に誰かがB画家のカードを出してたりして、

次に自分がA画家のカードを出した時には、

B画家の人気もトップになる可能性が出てきて、


ふたを開けたら、A画家は3番人気で、

1枚10金で売れてしまうとゆう赤字。


そーかと思えば、A画家の競りを見誤り、

他の人に買われてしまい、

自分は1枚もA画家のカードを購入できず、

A画家の人気が出始めてしまい焦ったり。


競りとの距離感がある僕には、もう思考のジレンマに陥って

なんの値段をつけていいやらわかんなくなるわけです。


ちなみに、特定の画家の5枚目の絵がでたら、

ラウンド終了で絵の売却になります。


この時、5枚目の絵は、

オークションしないってゆうルールがあって、


「5枚目のカードを持っているから、これを出せば

ラウンドを終わらせられる。

そーなると、自分の買った絵の人気が確定して、

今のままだと儲けになるけど、

この手札のカードは一文にもならなくなるから

なんか損した気分、どーするかなー」と

儲けたい欲望が変な葛藤を生み出します。


ゲームが進行し、みんなの

「どの画家が人気になるか」とゆう思考がまとまり始めると

オークションも明確に熱くなり出し、競りオンチな僕でも、 

それぞれの絵にどれくらいまで出せるか、なんとなくわかり、

知らぬ間にドンドン競りにのめり込んでました。


ただ、同時に頭もバグりだして

ある絵を絶対、手に入れたくて後に引けず、

自分でも思ってもいない値段をつけちゃって


みんなから「えー、強きー」とか言われて、

ビックリした顔で見られたりすると

逆にいい気分になったりして、

あとで、「あー、オレ、やっちまったかなー」と後悔


それでも、自分の出した絵に、思った以上の値がついたりすると

ウヒョーってゆう嬉しい気持ちで、大金を手に入れ急に気が大きくなり、

それでまたお金を使いすぎたりして


なんか完全に、ギャンブルに夢中になって、

お金をドンドンつぎ込む破滅型ダメおっさん気分。

自覚があってもやっちまうのがスタンダード。


ラウンドが進むと、前の人気の値段もプラスされるので

オークション時のかけるお金は明らかに高騰し出し、

ゲーム中盤から終盤にかけては、

もう、みんなの顔はいっぱしの相場師。


衝立でお金の所持額を隠しているので

最後まで誰が勝ってるのかは予想がつかず、

それがまた、お金の感覚を失わせます。


んで、上手くやったんちゃう?って思っていたら、

ゲーム終了での所持金の合計額、僕はドベでした。

競りが苦手のせいだけかい?この敗北は。


でもドベでも、つまんなかったわけではなくて

色んな形式のオークションを体験でき、

オークションを骨の髄まで楽しんだわーってゆう満足感と

絵を取り扱っていることもあり、

大人な雰囲気のゲームをしているなーってゆう

どこか格調高さもありました。


あと、面白かったけど、

まだまだ片鱗に少し触れた感じで、

もっと奥に進めば、もっと面白くなりそう、

もっとヒリヒリしそうってゆう期待が湧いてきて、

またこのゲームやりたいなーってゆう挑戦欲がムクムク。


ちなみに今回のプレイでは女子もいましたが、みんなの感想も

「このゲームがおもしろーい、またやりたーい」です。


このゲームをプレイして、

「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」

って映画を思い出しました。


芸術テロリスト、バンクシーが監督した映画です。

アートというものの価値が、

いかにつくられたデタラメなものかというものを描いた

嘘のようなホントの話。


それは、まさにこのゲームと同じ構図で、

このゲームでも、自分が狙った絵の最終的な価値は、

オークションを通じてプレイヤー自身が作り出していきます。


自分が予想もしてない画家の人気がトップになった時は、

映画を見てる時と同じ感覚にりました。

さすが名作。競りとの距離感が大きい人ほどプレイすべし。

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